約 1,885,908 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7749.html
前ページ次ページBRAVEMAGEルイズ伝 第一章~旅立ち~ その1 ムサシ登場!! そして旅立ち 小規模なクレーターを前にへなへなと崩れ落ちる少女。 傍らには頭髪の寂しい男性、遠巻きに見つめるのはたくさんの少年少女。 その少女は幾度とない失敗により、爆風と嘲笑を浴びていた。 爆風、というのは彼女の発した魔法によるもの。 というのもピンクブロンドの少女、名をルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 名家ヴァリエール家の三女として、その才を遺憾なく発揮……していない生徒の一人である。 彼女の放つ魔法は、全て爆発という現象に現れる。 『開錠』を行えば扉ごと吹き飛ばし、『錬金』を使えば素材を粉微塵に破砕する。 それ故皆からの嘲りを浴び続ける学院生活を送っていた。 そして、長い一年が終わり進級試験、『春の使い魔召喚』の儀。 皆がルイズが再び一年生となるぞ、と囃し立てていた矢先のことだった。 いよいよ順番が最後、ルイズの番になり、杖を構える。 緊張の為か微かに震える手を振りかざし、呪文を唱え振り下ろし……虚空が爆発した。 まただ、ほらみろと嘲笑の声が飛ぶ。 何度となく、その光景が繰り返される。 次第に少女の慎ましやかながら可憐な容姿は土に塗れていく。 教師の静止も振り切り、傷だらけの体を奮い立たせて杖を振りかざした。 彼女の誇りが、諦めることを許さなかった。 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ……神聖で美しくそして強力な使い魔よ!」 半ば涙目になりながら詠唱を行う。 決めたのだ。 ここで自分の忌まわしき異名を払拭するのだと。 初めての魔法はここで完成させる! その思いだけで、彼女は体を動かしていた。 「私の呼びかけに……答えてっ!」 杖を振り下ろすと、もう何度も体験した感覚。 目の前が白熱するだけ。 今までにない、一際大きな爆発だった。 いい加減にしろ、驚かせるなと心ない声が飛ぶ。 しかしややあって……皆が、沈黙した。 異様な静けさを感じたルイズが前を向くと、煙に遮られた何者かの陰。 「……やった……」 自分は成功したんだ。 このトリステイン王国の魔法学院に入学してから、ただの一度も成功しなかったこの自分が。 皆に不名誉な二つ名で嘲られ、幾度となく挫けそうになったこの自分が。 皆と同じ魔法を、使えたのだ。 失敗していたら留年となる所だったが、これで再び一年生をやらなくてもいい。 ひどく安堵し、よろよろと立ち上がる。 「……さあ、何なの……?私の、私だけの使い魔!」 期待に小さな胸を膨らませ、埃塗れのブラウスを叩く。 土煙が晴れ、その何者かの姿を初めてその目にした。 何か聞こえる、鳴き声だろうか。 いや、それにしては小さい、よく聞けば穏やかな呼吸音……いや、寝息? 「……子ども?」 驚愕する。 何しろ、目の前にいたのは眠りこけた少年。 小柄なルイズよりさらに頭一つぶんほど小さな少年だった。 しかも、なんともみすぼらしい格好の。 「おい、ぼろを着た子どもだ!」 「ゼロのルイズが物乞いのガキを召喚したぞ!」 「なっ……!」 異変に気がついた生徒達が、召喚対象である少年を見て囃し立てる。 ルイズは頭に血が上りかけたが、しかしよくよく見れば確かに言うとおり。 伸びっぱなしの長髪は頭頂部で束ねてあり、よれよれの上着に足にはボロ靴を履いている。 汚いベルトで留めた見慣れぬ装束を纏い、ひび割れた眼鏡を額にかけていた。 まず、いいところの出ではあるまい。 「おい!失敗したからってその辺の乞食を連れてくるなよー」 「さすがゼロのルイズ」 心無い言葉にきっと振り返るが、言い返すより早くルイズは教師に向けて叫ぶ。 「ミスタ・コルベール、やり直しを……!召喚のやり直しを、させてください!!」 「……残念ですが、それはできません」 「そんな!」 対してコルベールの返答は否定だった。 納得の行かないルイズは尚も迫る。 「人間を使い魔にするなんて、聞いたことも……!」 「だとしてもです。人間であろうと、召喚された以上は契約しなければなりません。 それにこのままではあなたは留年することになってしまいます。私としてもそれはとてもとても悲しいことです」 ルイズの悲痛な訴えにも、教師としてコルベールは首を横に振らざるを得なかった。 この春の召喚の儀式は神聖なもの、やり直しという特例は認められない。 彼女に残された道は、あの少年を使い魔とする他に無いのであった。 聡明な彼女はそのことを重々理解していた。 それ以上食い下がることもなくただただがっくり項垂れることしかできない。 やがて諦めたように、横たわったままの彼女の使い魔となる少年に歩み寄る。 「まったく、どこの子どもよ……なんでこんなチビっこなんかと、私が……」 サラマンダーやら風竜やらの素晴らしい使い魔を目にした後だからか、よけいに落胆は大きい。 やがて大きく溜息をつき、観念したように横たわる少年に顔を近づけた。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え我の使い魔と為せ」 唇と唇がそっと触れ合う。 異性とこんなことをするなんて生まれてこのかた初めてだったので、ひどく動揺する。 だが相手は子ども、それにこれは儀式上必要なことだ。 ノーカンノーカンとクールに振舞ってみるも、なんだかほかほかしてきた。 頬が熱くなっていることを自覚する。 自らぽかぽかと頭を叩いていると、少年が突然叫びをあげる。 「うわっちちちちちちぃーーーっ!!!」 「きゃ!」 思わぬ反応に思わずその場から飛び退いてしまうルイズ。 少年は熱の根源であろう左手を抑えて、熱さの余り転げまわっていた。 朱塗りの篭手を外すと息をふうふうと手の甲に当て続ける。 「だ、大丈夫?使い魔のルーンが刻まれているだけだから、すぐに済むわ」 「なんだぁ……?ここは、どこだ……?」 「ふむ、コントラクト・サーヴァントのほうは問題ありませんね。おめでとう」 やがて少年が大人しくなり、自分の手を見て目を見開く。 近くにいたルイズに気がつくときっと向き直り、ぴょんと軽い身のこなしで立ち上がった。 近づいてくるその身体はやはりルイズよりも小さい。 歳のころは10そこそこであろうか、意志が強そうな眉と瞳をこちらに向けた。 「やいお前!ここはどこだっ!おいらに何をしたっ!?」 「なっ……」 「……ああっ、よく見りゃ手にイレズミなんてしやがって!島流しにあった覚えはないぜっ!」 声変わりも澄んでいないであろうよく通る声で騒ぎ立てる。 明らかな年下、それも乞食かなにか身分の低いであろう者に怒鳴られたことに、 ルイズの頭はかっと熱を持った。 「へっ……平民の分際で、貴族にそんな口の聞き方を!」 「何ィ!?」 「ミス・ヴァリエール冷静に。ふむ、珍しいルーンですね」 肩の荷が降りたコルベールは、とりあえず目の前の少年に対する疑問はさて置いておく。 手早く少年のルーンを書き写して、見物していた皆に呼びかけた。 「これにて召喚の儀式は終了です。各自学院に戻るように」 呼びかけるとふわりと宙に浮かび、ここからも見える学院の大きな屋根に向かって飛び立った。 同じく生徒たちも空へと舞い上がるが、意地の悪そうな笑みを浮かべ口々に野次を飛ばす。 「ゼロのルイズ!お前は歩いて来いよ」 「『フライ』も『レビテーション』もロクに使えないんじゃあ仕方ないな!」 嘲笑を浴びるも、今は目の前の少年のことで頭がいっぱいなルイズは振り向きもしない。 しかし少年の方は、空中を見つめて驚いた表情だった。 「あいつら飛びやがった!妖術使いか?」 「……メイジが飛ぶのは当然のことじゃない」 「メイジだかショウワだか知らねえが、いよいよおかしいぜ!ここはどこなんだ?」 「はぁ……とりあえずついてきなさいよ、戻るから」 何も知らない使い魔に、やはり世間にも疎い乞食なのかと頭を抱え込む。 溜息を禁じ得ないが、頭から少しずつ説明してやりながら学院への帰路へついた。 「……でね、あんたは召喚されて、私の使い魔にならなきゃいけないの」 「召喚?おいら、また召喚されちまったってのかっ!?」 また?おかしなことを言うものだ。 そんなにしょっちゅう人間が召喚されるなんて聞いたこともない。 まあ、召喚を理解しているフシは説明が省けて好都合だ。 「物分りがいいじゃない、でね、あんたは私の使い魔として……」 「まあいいや。今度こそとっとと済ませて、こんな世界とはおさらばだぜ」 「ちょちょ、ちょっと。何言ってるのよ」 「ん?」 前言撤回。 自然と帰る流れになったのでルイズは慌てて止める。 この使い魔召喚が理解できていたり放棄する気でいたりといろいろおかしい。 ルイズのフラストレーションが積み上がっていく。 「あんたは私の使い魔をやってもらうのよ!何よおさらばって」 「だから、その用事を済ませりゃ元の世界に戻れるんだろ?」 「元の世界?ああもうわけわからないわね!あんたはずっと使い魔!ずっと!」 「なんだって!?ずっと!?」 「ずっとよ!」 「そんなバカな!」 「知らないわよ!こっちだって、あんたみたいなチビで! ヘンなモミアゲな奴なんか!召喚したくなかったわよ!」 「くっまたそう言われるのかよ!?なんだってんだこのチンチクリン!おてんば!」 「キィィィーーーーッ!」 爆発した。 小さいもの同士がぎゃんぎゃんと騒ぎ立てながら追い掛け回したり小突きあったり。 学院に帰るまで、それは続いた。 「……ぜい、ぜい、ぜい……」 「おい、大丈夫かい?」 「う、うる……さい……ぜんっぜん……大丈夫、よ……」 はたから見れば本当に子供の喧嘩のようなことを年甲斐もなく延々と続けてしまったルイズは、 やがてゼイゼイと息を整えながらルイズは立ち止まる。 少年はしばらく落着くのを待ってくれていたが、溜息をひとつ大きくついた。 「ま、いいや。終わっちまったことをいつまで言ってもしょうがねえ」 「へ?」 「使い魔だかなんだか知らないけど、おいらがやりゃあいいんだろ?」 「あ、ああそう……なによ急に」 実にあっけらかんと了承してくれたのは意外だった。 子供らしく聞き分けなく反発するか勝手にどこかに逃げ出したりするかと思っていたが。 彼は案外、さっぱりした人物だったのかと納得する。 とりあえずこれで留年する心配はなくなった。 「見たところ、空飛んだりなんだりで面白そうな奴らがいっぱいいるみてえだし」 「面白そうな……魔法をそんな言い方しないでよ、そりゃまいっぱいいるわよ」 少年の顔つきが変わる。 先程までの疑心を帯びたそれではない、もっと単純な感情。 心の奥から湧き出るような、原始的で直情的なその感情。 『楽しんで』いる。 ひとつの冒険は終わった。 しかし、彼の冒険が、また始まるのだ。 「妙にワクワクしちまうぜ!」 「……あんた変な奴ね……名前は?」 「人に名前を聞くときは、まず自分から名乗るもんだぜ」 「……ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」 少々ムッとしたが、これは正論だ。 若干ぶすっ面で返答する。 大して少年は、立派な髷をガシガシと掻きながら告げた。 後に伝説となる自らの名を。 「おいらはムサシ。よろしくなっ、ルイズ!!」 BRAVE MAGE ルイズ伝 >はじめから 前ページ次ページBRAVEMAGEルイズ伝
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2945.html
これは、使い魔のドクロちゃんが加わった新しい生活に慣れ始めたある日の僕の話。 僕は常々思っていた疑問をドクロちゃんに聞いたんだ。 「ねぇ、ドクロちゃん。確か僕の属性は土だった気がするんだけどね。虚無って重複とかしたりするのかな?」 ドクロちゃんは可愛らしい声で。 「分かんない!」と言った。 知らないのかよ。 ドクロちゃんはガサガサとベッドの下を探しだしたんだ。 「でもね、先生が保証してくれたんだよ!」 僕はベッドの下に隠していたやましい物が発見されないかとひやひやしてたのだよ。 すると、ドクロちゃんは肌色の紙切れっぽいものをを取り出し僕に突き付けた。 「えーと、なになに。『ギーシュ君は虚無です。間違いありません。ギトー』って、何で既に念書をとってあるんだい!」 ドクロちゃんは、えへへと笑いながら。 「きっと必要になると思ったの!」 「でも、何でそんな幻の属性分かるん……あれ? ……これ……これ」 「どうしたのギーシュ君?」 「待ってくれよ、これ……紙じゃないよ!! 皮膚だよ!! なめしてない皮膚だよ!!」 ドクロちゃんは頬を赤らめ言った。 「なめなめしてない?」 「何でそうなるんだよ! おかしいよ! あ行が、《あいおうう》になる位おかしいよ!」 「じゃあ、ま行は?」 「えーと、まりこるぬ。 って、子音だけしかあってないよ! 何でだよ!!」 「じゃあ、体言止め!」 「マリコルぬっ!! って、違うよ! 意味深に文法無視かよ僕は! ……ねぇ、ドクロちゃん?」 「なぁに?」 「ギトー先生は不遇な人なんだよ。大体のssでも忘れられたり、ぼこぼこにされるけど。頑張ってる人なんだよ! 先生に一体何をしたんだい!?」 「水の魔法って凄いね! みるみるうちに背中の皮膚が……」 「いい! やっぱりいい! 聞きたくない! っていうか躊躇なく話さないで! 天使だろ君!? 先生に拷問みたいな事をして念書を書かせるなんて駄目だよ!」 「駄目じゃないもん! ギーシュ君の為だもん!!」 言ったと同時に、ドクロちゃんの万能バット《エスカリボルグ》が振り降ろされたのさ。 僕の肩口から侵入したバットは、いまだ誰も到達していないまるで新雪の様な臓物を踏み荒しながら地面にぶつかった。 「ぎぃぃやぁぁあ!」 すなわち、真っ二つ。僕と僕だった物はまるで噴水の様に色々な物を吹き出した。 「きゃっ、いっけなーい!」 君はそんないけない事を軽々しくやるのかい? ドクロちゃんはバットをステッキの様に回転させました。 ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪ 僕は魔法のきらめきに包まれた。 すると僕と僕だった物達は飛び散った具を吸い込みながら戻りました。 「大丈夫、ギーシュくん?」 「まぁ、大丈夫だけど。……ねぇ、ドクロちゃん?」 ドクロちゃんは可愛らしく笑う。 「なぁに?」 「あのね。大体の人間は、二つに分裂したら死ぬんだよ。分かった?」 「おっけぇ!」 おしまい
https://w.atwiki.jp/tamakagura/pages/197.html
コダマ名 HP 攻撃 防御 特攻 特防 速度 合計 属性1 属性2 攻撃属性 弱点 耐性 スキル1 スキル2 必要アイテム ちびルイズ 85 90 70 20 60 55 380 地 - 地風 水樹氷 毒岩雷 通りすがりの魔界人 - ルイズカード Hルイズ 125 100 95 50 85 75 530 地 風 地風 水氷 闘毒虫雷地 通りすがりの魔界人 夢想時空 祝福の霊珠 ちびルイズ Hルイズ スキル 1.通りすがりの魔界人(Lv25習得) 混乱しません。 2.夢想時空(Lv50習得) 怯みません。 スペル スペル名 属性 分類 威力 命中 消費 詳細 ちびルイズ Hルイズ 白銀の車輪 地 物理 60 100 0 30%の確率で、自分の速度が1段階上がります。 初期 初期 エオリアンスペース 風 物理 70 100 5 30%の確率で、相手の攻撃を1段階下げます。 15 15 魔界急行片道切符 地 物理 90 100 30 先攻で攻撃できます。 20 20 天使の羊数え歌 風 変化 - 75 15 相手を眠らせます。 レンタル限定 30 バーティカルホライズン 地 変化 - - 5 10ターンの間、状態異常と能力減少を防ぎます。交代しても効果は継続します。 - 35 幻想怪奇弾幕 風 物理 90 100 25 20%の確率で、相手を混乱させます。 - 40 黄泉比良坂強行突破 地 物理 120 100 30 与えたダメージの1/3、自分もダメージを受けます。 - 60 霊天停止 風 変化 - 100 100 相手を麻痺、凍結にします。 - 禁呪 カード効果 アイテム名 装備時効果 契約コダマ 入手(金額) 備考 ルイズカード スペル攻撃時、10%の確率で相手を眠らせます。 ちびルイズ 半吉印の福袋美月堂(500,000)
https://w.atwiki.jp/zensize/pages/799.html
【作品名】ゼロの使い魔 【ジャンル】アニメ 【名前】ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 【属性】ヴァリエール家の三女 【大きさ】153サント(153センチ) 【長所】ツンデレ貧乳が流行ったきっかけみたいなキャラ 【短所】名前が長い 【備考】ゼロの使い魔の世界観では長さで「サント」という単位が使われているが才人の身長と比較するに センチメートルと大差ないと思われる 参戦 vol.1
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4206.html
前ページ次ページルイズの恐竜惑星 前回から引き続き、医務室にいるルイズとラプター。 「ふーん..それじゃあ、あんたはギラグールって言う竜人の戦士ってわけ?」 「単純に言ってそういうことだ」 冷静なようだが実のところラプターは混乱していた。 彼は自分の住む恐竜人類の世界と、哺乳人類の世界、 そしてバーチャル大陸を交差点とする多次元宇宙の存在は把握している。 だがいくらなんでも魔法が文明の基盤で、なおかつ科学どころか機械の概念すらない世界など聞いた事がない。 ややこしくなるのを避けるため(というか別の世界と言っても信じないだろう)こうした言い方をしている。 「悪いけど...とても信じられないわ。だってギラグールなんて今まで聞いた事無いもの」 「じゃあこの国との接触がまったくなかったか、お前が余程の世間知らずかどっちかだな」 「...何よその態度!あんたは私の使い魔で、私はあんたのご主人様なの!」 「誰もお前に従うなんて言ってないが」 「でも契約はしたのよ!だから少しぐらい敬う気になったらどうなの!?」 「へいへいマスター。これで満足か?」 「...もうそれで良いわよ」 「それで使い魔ってのは具体的に何をする物なんだ?」 「いいわ。それじゃ使い魔というのは...」 ルイズの話を要約するとこうだ。 使い魔の役目は主に3つあり、1つ目は主人の目となり耳となること(要するに感覚を共有することらしい)、 2つ目は主人の望む物を手に入れること、そして3つ目が主人を守る事。 「それで今俺が見てる物(ルイズの顔)が見えるのか?」 「駄目何も見えない...それで2つ目は秘薬の材料のコケや鉱石を手に入れることなんだけどできる?」 「種類や特徴の指定さえあればなんとかなるだろう」 もともとラプターは指定された恐竜を狩る任務についていた。それが鉱石などに変わった位だ。 「それで3つ目は主人を守る事なんだけど...」 「戦闘なら得意分野だ」 「..そう。ならいいんだけどね...」 即答して左腕のクローを振り上げたラプターに、思わず冷や汗をかくルイズだが、内心歓喜していた。 「(ひょっとして当たりを引いたのかも..?)」 前ページ次ページルイズの恐竜惑星
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/813.html
戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ (8)虚無の目覚め ウルザの色眼鏡の奥、そこに収められたものからマナが迸り、ルイズへとその奔流が流れ込む。 強大な魔力の放出の余波を受け、ウルザの体も小さく痙攣する。 「そうだ、何もかもを忘れ…一つのことだけを考えるんだ…」 この娘の力を開放する二つの鍵、そのうちの一つを自身のもので代用する。 「それは雑念だ、ファイアーボールなど、使わなくていい…ただ、君の中にあるものを表に出したまえ」 少々強引だが、不完全な形での覚醒であっても構わない。 「そうだ、その中から…取り出すのだ、分離させるのだ、純粋なる力を」 ルイズの焦点の合わぬ瞳がゆっくりと開かれていく。 刹那 閃光が世界を支配する 「――――!っ!ハッ!ハアッ!わ、私、今…!今!今っ!まほ、魔法をっ!」 ―――そうだ、これは私の推測の重要な裏づけになるだろう! ウルザはただ、微笑むのであった。 翌朝、ルイズ、ウルザ、キュルケ、タバサの四人は院長室へ呼び出されていた。 院長室には既に、教員達が召集されていた。 恐る恐る、キュルケが口を開く。 「あ、あの…オールド・オスマン、私達は別に昨日は…」 「今日呼び出したのは、君達が昨日何をしていたかを問う為ではない。君達が、昨日宝物庫で何かを見ていないかを聞くためじゃ」 横にいた、コルベールがウルザの方を一瞥し、話し始めた。 「良いですか?この事はくれぐれも内密にお願いしますよ、皆さん。 実は昨日の夜、宝物庫の一部が破壊され、その中から貴重なマジックアイテムが盗み出されました。犯人は『土くれのフーケ』。最近巷を騒がしている盗賊です。 今日あなた方を呼んだのは、あなた方が荒らされる前の宝物殿に、一番近づいていたからです。」 これには流石のルイズもぎょっとして、慌てて意見する。 「ちょ、ちょっとミスタ・コルベール!それではまるで私達の中に土くれのフーケがいるようではありませんか!」 「いえ、ミス・ヴァリエール。別の生徒が学院から逃げるように去っていった黒いローブの人影を目撃していますから、私達もそうは考えていません。しかし、犯行現場を目撃したとしたらあなた達しかいないのです」 「そんな事言われたって…キュルケ、あんたは何か見た?」 「いいえ、見ていないわ。始祖ブリミルに誓って」 「他の二人はどうかね?何かに気付かなかったね?」 二人も首を左右に振るばかりであった。 「そうですか、分かりました。………しかし、参りました。これで手掛かりは途絶えてしまいました…」 「ミスタ・コルベール。それで、フーケに盗まれたというのはどのようなマジックアイテムなのですか?」 「それは………」 ルイズの質問に対し、コルベールが困ったようにオスマンを見る。 「『禁断の剣』と呼ばれるものじゃ」 「『禁断の剣』?」 「うむ、わしがこの学院の学長になる前、先代の学長の時代以前より学院に保管されておったマジックアイテムじゃ。世界の均衡を崩しかねない強大な力を秘めておると伝えられる品じゃ」 「な、何でそんな危険なものが学院にあるんですか!」 「学院だから、じゃよ、ミス・ヴァリエール。魔法学院に居るのはほとんどがメイジ、それに宝物庫には強力な固定化の魔法がかけられておった。 『禁断の剣』を保管にするに、トリステインでここより適した場所は無いと考えられておったのじゃ。 しかし、その油断を突かれたのぅ、まさか賊に襲われるなど、わしとて夢にも思わんかったからのぅ…」 世界を均衡を崩しかねないマジックアイテム、それが盗まれたこと、そしてその責任の所在が自分達であると追求されることを考えて教員達は青くなるのであった。 「ところで、ミスタ・コルベール、ミス・ロングビルはどこへ行ったのかの?」 「はぁ…それが、朝から姿がなく…」 「この非常時に何をしとるんじゃ…」 「すみません!!遅くなりました!」 噂をすれば何とやら、件のロングビルの登場である。 「ミス・ロングビル!どこへ行っていたのですか!?大変ですぞ!事件ですぞ!」 「申し分かりません!実は…今朝方からの騒ぎを聞きつけて急いで調査をしておりましたの」 「ほほう、流石はミス・ロングビル、仕事が早いのぅ」 「それで、結果は!?」 「はい、フーケの居所が分かりました」 その後、ロングビルの調査によって森の廃屋にフーケが潜伏していることが突き止められたと説明され、『禁断の剣』捜索隊を派遣することになった。 「では、我こそはと思うものは杖を掲げよ」 シーン 「どうした、フーケを捕らえて名をあげようという貴族はおらんのか?」 「ミセス・シュヴルーズ、あなた当直だったのでしょう!?」 「そうですが、ミスタ・ギトーもまともに宿直していました!?」 「そんな事おっしゃるなら、今までだって………!」 「私!やります!」 ここで、誰もが予想しなかった立候補者が現れたのである。 事情を聞くために呼ばれ、そのままなし崩し的に部屋にとどまっていたルイズであった。 すかさずシュヴルーズが反論する。 「あなたは生徒ではありませんか!ここは私達教師に任せて……」 「先生方はどなたも杖を掲げないじゃありませんか!でしたら…私が、私が行きます!」 「そ、それは………」 そこで、教員達は気付いた、この桃色の髪の少女から溢れる自信に。 昨日までのルイズ・ド・ヴァリエールにはなかったもの、それが今のルイズには溢れている。 「ルイズってば、何考えてるのよ……、しょうがないわねぇ――― あたくしも志願します。ヴァリエールには負けられませんわ」 「ツェルプストー、君まで――」 その横ですっと杖を掲げるタバサ。 「え!?タ…タバサ!?あんたはいいのよ?関係無いんだから、こんな馬鹿な事に付き合わなくても」 「私も行く………心配」 「では、この三人、いや四人に頼むとするかの。」 「反対です!生徒達を危険に晒すなんて!」 「じゃあ君が行くかね?」 「い、いえ、私は体調が優れませんので………」 「それに…」 オスマンが視線をタバサに向ける。 「ミス・タバサは”シュヴァリエ”の称号を持つ騎士だと聞いている。この若さでそれを持つ彼女の実力は確実なものじゃ。」 続いてキュルケ。 「ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出した家系の出身で、彼女の炎の魔法もかなり強力だそうでないか」 そしてルイズ。 「ミス・ヴァリエールは……」 ちらりとその横の使い魔メイジを見やり、元に戻す。 「ミス・ヴァリエールは、数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール公爵の息女で、将来有望なメイジと聞いておる」 ウルザ。 「その使い魔、ミスタ・ウルザはトライアングルメイジだとも聞いておる。 彼の力を持ってすれば、土くれのフーケに遅れを取ることはあるまい」 そして最後に全員に。 「魔法学院は、諸君らの努力と貴族の義務に期待する!」 「「はい!杖にかけて!」」 私の計画は順調に進んでいる。今度こそ。 ―――ウルザ 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/1460.html
807 名前: NPCさん 2006/02/27(月) 11 17 41 ID ??? 軽い困ったちゃん。 システムはD&D。 ダンジョンは古代の王城で、ラスボスは二体のドラゴン。 その正体は、そこの二人の王子で、呪いでドラゴンに変えられたという。 で、結局倒すことになったんだが、自分はその王子の境遇に同情した。 せめて弔ってやりたいな、と思い、ちょうど「なんでも入るバッグ」を持っていたので DMに質問。 「ドラゴン、このバッグに入れて持ち帰れます?」 「お、それ面白い。OK」 というわけでドラゴンの遺体を持ち帰り、その日は終了。 さて、その続きのセッションの日。 DMは嬉しそうに一覧表を見せてくれました。 「こないだのドラゴンを触媒に召喚できるモンスターを作ってきたよ。 まず牙を使ってドラゴントゥースソルジャー、鱗でドラゴンスケイルゴーレム、目玉は ドラゴンアイビホルダーになって……」 意思疎通はしっかりしないとダメだね、というお話。 809 名前: NPCさん 2006/02/27(月) 11 37 35 ID ??? 見た瞬間にとりあえずクロスレにはっつけて来た。 【そして職人任せの困ったちゃん】 スレ90
https://w.atwiki.jp/touhou_ginfuritsu/pages/218.html
autolink() TH-0170 カード名:ルイズ 読み:るいず カテゴリ:キャラクター 属性:月 EX:月2 コスト:月 登場位置: ●●● ●●● AP:2 DP:2 SP:2 陣営:魔界 基本能力:なし 特殊能力: 魔界人[0] このキャラの参加していないバトル中に使用する。 このキャラを空き味方フィールドに移動する。 (1ターンに1回まで使用可能) 性別:女 レアリティ:C illust:鳥居すみ 月の1コスト全配置2/2/2。 EX1が結構多くなりがちな月にはありがたい1枚。 チャンプブロックをするだけでは因幡 てゐや、ミスティア・ローレライの方が優秀である。 が、特殊能力が優秀であり、内容はバトル中に使用できるジャンプのようなもの。 DFに出して置いて移動された時や、詰めでAFに移動して殴ることもできるのが強み。 相手ターンでももちろん使用することはできるが相手の攻撃宣言に対応して使うとは出来ないので注意。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2229.html
前ページ次ページルイズ・キングダム!! 「えぐえぐ……昨日はヒドイ目にあったよぅ……」 ――こわかったですね、野犬―― 「20人は美味しく食べられたかのぅ」 「…………」 いつの間にかルイズの部屋に集合している小鬼4匹+α。 朝起きてノックの音に扉を開けたら、滅亡した小鬼王国宮廷のメンバーが勢ぞろいしていたのだ。 <ルイズ・キングダム!!> 「と、言う訳で新王国「古代連合小鬼同盟」を建国するぞー!」 ――こんどはながつづきするといいですね―― 「さっきまで泣いてたクセに急に元気に。って言うか節操無いわねぇ」 ――まぁまぁ。げんざいの宮廷メンバーをチェックしますか?―― 「あー、うん。まぁ一応お願いするわ」 万が一にも自分がメンバーから外れている事を始祖ブリミルに祈りながら答えるルイズ。 彼女の前に「王国運営シート」と書かれた紙が差し出される。 なんでも自動的に国家の状況が映し出されると言う、一王国に一枚必帯のマジックアイテムだそうだ。 「国名『古代連合小鬼同盟』 人口/38人(宮廷除く) 国王/貴族「小鬼小王」クロビス 神官/料理人「ゼロの」ルイズ 神官/怠け者「話の長い」バゼバゼ 大臣/魔導師「炎蛇の」コルベール ニンジャ/迷宮職人「雲散霧消の」ムーク 従者/働き者・衛視「忠実な僕」ダッパの以上6名…… ……えーっと、まず最初に聞きたいんだけど、何で私が『料理人』なワケ?」 「サイコロのおぼしめしだな。『世界の法』によって決定されたのだ」 「次。何でコルベール先生が大臣になってるのよ?」 「本人が希望したからだな」 「自重しろコッパゲ。 それになんで先生だけ職業が魔導師とかカッコ良さげなのよ。サイコロ運良すぎ自重。 ついでにアンタも野犬に負けたのか魔法学院現役教師」 あまりの事態にヤサグレて言葉が汚くなっている。 ベッドの上に突っ伏したルイズは、このまま泣きたい気分だった。 って言うか少し泣いた。 ――いえ、野犬におそわれたときに、コルベールさんとルイズさんがいればよかったんですけどね―― 「そうだなぁ。あとやっぱり宮廷としては前線で戦える騎士が欲しいな。 神官は二人居るから、ルイズが騎士になるのはどうだ?」 「お・こ・と・わ・り・よっ! って言うか、なんでそんなに馴染んでるのよ! あと変えるんなら職業の『料理人』の方を変えなさい!」 ――どこでもいきられるカンキョウテキオウリョクが小鬼のウリですから―― 「官職は本人の意思で決定できるが、職業は転職所を建てないと変えられないから無理だぞ」 「あっそう。まぁどーでも良いわよ。転職したから魔法が使えるってワケでも無いし」 「使えるぞ?」 ――つかえますよね?―― 「へっ?」 「職業と官職に応じた技能は自動的に与えられるのが『世界の法』だからな。 宮廷に神官として所属している以上、神官と料理人の能力は使えるぞ」 ――ごじぶんのスキルをかくにんしますか?―― 「するする! 早く確認させなさいよ!」 ガバチョと起き上がって、ダッパ君の手から先程のマジックアイテムをひったくった。 ルイズは使い魔との契約のおかげかキチンと読める異国の文字を舐めるように見て、望む記述を見つけ出す。 「えーっと、ここね。「ゼロの」ルイズ・神官/料理人、レベル0……ってなんか腹が立つわね。 官職スキルの「祈り」は対象の負傷を回復する。 職業スキル「迷宮全席」が、お弁当やフルコースを食べた対象の攻撃能力を上昇させる。 レベルアップと共に覚えるアドバンスド・スキルはまだ無し…… コレって、ひょっとして回復の魔術が使えるって事!?」 「ひょっとしても何も、そうに決まっているだろ」 ――ためしてみます? ちょうど昨日イヌにかまれたキズがありますし―― ダッパ君が腕に付いた噛み跡を出してくる。 とうぜん、ルイズがやらない理由は何処にも無い。 「やるわ! ええっと、祈れば良いのよね。 始祖ブリミルよ、この者の傷を癒したまえむにゃむにゃ……」 お祈りをするとルイズの手から淡い光が生まれて―――ダッパ君の腕が爆発した。 「やっぱり使えないじゃない! って言うかダッパ君が死んじゃう!」 「治ったな」 ――なおりましたね―― 「へ?……あ、ホントだ。犬の歯型が消えてる。すごーい! やったわ! これでもうゼロのルイズなんて誰にも呼ばせないわ!!」 ぐっとガッツポーズで喜びに浸るルイズ。 魔法の現われ方が爆発と言うのは気になったが、今はそれも許せるぐらい気分が良い。 だが、事はそれだけでは終わらないと気が付く。 「ひょっとして……」という可能性、あるいは希望と呼ぶべきものがルイズの中に生まれていた。 「ねえクロビス、レベルアップって言うのをしたら、他の魔法も使えるようになるの?」 「んー、職業が『料理人』のままじゃダメだな。 『魔導師』や『迷宮職人』みたいに、魔法を使えるスキルカテゴリーの職業にならないと」 「このオババのように『怠けもの』でも魔法は使えるのぅ」 「じゃあ転職よ! とりあえず怠けもの以外で、その魔法が使える職業ってヤツに! 今すぐ!」 「だから、転職するには『転職所』を王国に建設しないと」 「じゃあすぐに建てなさい!」 「そんな事を言われても国家予算が無いから無理だ。5メガゴールド、持ってるのか?」 ――こっちのおかねだと、1MGが100エキューぐらいですね―― 「ぐっ……500エキューなんて大金は持ってないわね」 500エキューと言えば、平民の家が建ってお釣りも貰えるぐらいの金額だ。 と言うか『転職所』と言うからには、ちょっとした建物を建てるだろうから当然かもしれないと納得する。 「はぁ、仕方ないわね。お金をなんとかするのはすぐには無理だし、とりあえず着替えて食堂に行こうっと」 ――はいはい、じゃあ、したくしましょうね―― テキパキとブラウスやスカートを出してきて、服を着替えさせてくれるダッパ君。 ブラシで寝癖を調えて、脱いだ服を畳んで洗濯カゴに入れてマントを羽織らせる所まで手際良く済ませる。 (うーん、流石は『従者』で『働き者』ね。けっこう使える使い魔かもしれない。 いやまぁ、私の使い魔はクロビスの方なんだけど……吹けば飛ぶような王国とは言え、 仮にも国王を名乗るクロビスを命令に従わせるのは難しいような気がするのよね) そんな事を考えながら4匹(と、オババの輿係り)を従えて部屋を出ると、向かいの部屋からキュルケが出てきた所にばったり遭遇する。 ヴァリエールのライバルであるツェルプストーの女メイジは、なぜか腕に小鬼を1匹抱えていた。 「ねえルイズ。アンタ随分と可愛い生き物を召喚したのねぇ」 確かに、人間を三頭身にして犬っぽい要素を加えてツノをつけたような生き物である小鬼は、ヌイグルミっぽくて可愛いと言えば可愛い。 ちなみにツノが無いのも居れば、一本ツノも二本ツノも居る。 色も案外豊富で、基本は茶色っぽいけど、赤っぽいのからトラジマやブチ、果てはピンクや星柄に緑や紫なんてのまで居たり。 ――ハデなガラだとみつかりやすいんで、よくたべられるんですけどね―― 小鬼の人生はけっこう大変だ。 宮廷メンバーだとクロビスとダッパ君は茶色系で、ムークが黒。オババは灰色の長毛種。 キュルケが抱いてる子はピンクの短毛でショッキング・ピンクのハート模様が背中に付いてるというハデな小鬼だった。 (この女、前から思ってたけど派手好きよね)とか失礼な事を考えるルイズ。 「いっぱい居るみたいだし、この子1匹ちょうだいよ」 (派手好きの上に図々しい)と、思わずジト目でキュルケを見る。 が、その言葉を聞いた瞬間にルイズはあるアイデアを思いついた。 「一ヶ月レンタル、1匹でエキュー金貨1枚よ」 「なぁに、ヴァリエールは随分と守銭奴なのね? それとも貧乏なの?」 (ふん、なんとでも言うがいいわ。 私にはお金が必要なの。転職所を建造して魔導師になるためにね。 そのためなら、守銭奴にでもナニワ金融道にでもなってみせる!) 熱い決意を今ここに宣言するラ・ヴァリエールの淑女。 それを言葉にしない程度の分別は、まだ残っているようだった。 「まぁいいわ、じゃあコレで一年分ね」 チャリーンと投げ渡される金貨12枚。流石ツェルプストーは金持だ。 ゾンザイな態度にちょっとカチンとくるルイズだったが気にしないと決めた。 絶対に5メガゴールド溜めてみせる。 そして必ず、料理人などという屈辱的なクラスをやめて、魔法が使える職業に転職するのだ。 「あ、でも勝手に国民レンタルして、クロビス怒ってない?」 ――へいきですよ。小鬼払いはキホンですから―― 「うむ。相場は20匹売って1MGぐらいかな?」 「ふーん。だったら売るのと比べたらレンタルぐらいカワイイものよね」 いやしかし、それで良いのか小鬼。 一抹の不安と物悲しさがルイズの心中に隙間風のように駆け抜ける。 ――よっぽどカコクな労働させるか、ケガさせないかぎりはマジメに働きます―― 「怪我したら逃げて帰るけどな。まぁ大抵その前に死ぬけど」 (健気な種族だなぁ小鬼。ホロリ) ちょっぴり感涙しつつ廊下の窓から外を見るルイズ。 学院の中庭では、そんな健気な小鬼達による炊き出しの風景が 「―――って、ナニやってんのよアンタ達っ!」 「外は野犬が居て怖いし危ないから、この中で王国を建国したのだ」 「胸張って言う事じゃないわよクロビス。 うわぁ! よく見たらあのボロっちい小屋こと王宮が移築されてるし!」 ――じゃあゴハンたべてきますね―― ルイズの驚きと苦悩などそっちのけで、のんきに中庭へと向かう4匹。 自給自足の心構えは立派だけど、学院を勝手に王国領土にしないでもらいたいと心から思った。 思ったのだが。 「……まぁいいや。どうせすぐに滅亡するし。黙ってればバレないと思うし。 あの子達とこの先も付き合っていくんなら、細かい事を気にしてたら神経がもたないもの」 わずか二日目でそう悟ったルイズ・フランソワーズなのでした。 でした、が。 「うわあぁぁん! ルイズ、「古代連合小鬼同盟」が滅亡したぞー!!」 「なんでよ! いくらなんでも早すぎよ! 今さっき別れて、朝食のサラダ食べたばっかりだったのよ? 私まだメインデッシュに手もつけてないのよ?」 「それが、他の生徒の使い魔のメインデッシュに国民が食べられてなー」 ――ヘビとかスキュラとかにパクパクいかれましたね―― 「……ひょっとして美味しいワケ? 小鬼って?」 ――おいしいらしいですよ。ふほんいながら―― 「あと、他の生徒の所へレンタルに出した分が減ってたのが厳しかったかな」 「レンタルしてたの!? 何匹よ?」 ――あっちこっちで20にん、ぐらいですね―― 「……まぁ滅亡しちゃったモノは仕方ないわ。どうせまた直ぐに建国するんでしょ? だったら今のうちに国民が食べられない方法を考えましょう。大臣のコルベール先生にも相談して」 クヨクヨしてても始まらない。 転職所を建てるまではくじける訳にはいかないのだ。全ては魔導師になるために。 ズッポリ底無しの泥沼に浸かっているような気もするけど、とにかく頑張る健気なルイズであった。 おまけの用語解説コーナー『百万迷宮の歩き方』 【宮廷】 王国の中枢メンバー。いわゆる冒険者パーティー。 王国を建国して領土を広げる事から「ランドメーカー」とも言う。 国王・騎士・大臣・神官・ニンジャ・従者からなり、国王1名は絶対に必須。 本文中にあるように、攻撃力を担当する騎士が居ない小鬼宮廷は攻めの爆発力に欠ける。 【ルイズの職業が料理人】 サイコロ振って決定。コッパゲ先生が魔導師なのも、サイコロ運の賜物。 【国民の切り売り】 迷宮キングダムにおける『国民』は、ヒットポイントなどと同じ消費型リソース。 敵の攻撃を防御するのに消費されたり、攻撃力を増加させるのに消費されたり、 デフォルトでアイテム手に入れるために生贄に捧げられたりする。 百万迷宮では正に人情紙風船。 現代日本を舞台にした冒険が出来る追加データ集「ハレ時々迷宮」では、 迷宮事件に挑む迷宮探偵達のために「小鬼レンタルサービス」が行われていた。 何処に行っても小鬼の扱いなんてそんなモンである。 前ページ次ページルイズ・キングダム!!
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2230.html
前ページ次ページルイズ・キングダム!! 僕達小鬼~アナタだけについて行く~♪ 今日も~生まれる運ぶ戦うそしてぇ~たぁべぇらぁれぇるぅ~♪ 引っこ抜かれてぇ~戦ぁって~食べられて~♪ それでも私達アナタのためにぃ~つぅくぅしぃまぁすぅ~♪ 「何よこの歌?」 「小鬼王国国家だぞ!」 「まじで?」 ――100%ネタですよ―― <ルイズ・キングダム!!> 「新王国「古代路地裏連合小鬼同盟」の建国をここに宣言するぞー!」 元気一杯でクロビスがまたも宣言する。 結局レンタル小鬼で儲けたお金を使って、住居施設『貧民街』を建築する事になった。 早い話が、柵で囲って他の使い魔に襲われないようにするという、それだけの事だが。 場所はコルベール先生の研究室の隣。 ちなみに、この研究所は特殊施設『実験室』になっている。 「どうせなら『転職所』にしときなさいよコッパゲ」 ルイズは小声で悪態をついた。 最早『転職所』以外に目が行っていない状態だ。 十数年の間『ゼロ』と馬鹿にされ続けた鬱屈は伊達じゃない。 「いやはや、これで国民が食われる危険も減りますな」 大型バイクに乗って携帯電話を片手に安堵したように言うコルベール先生。 百万迷宮という場所は文化の程度や技術などについて、このハルケギニアと基本的には同程度か、あるいは劣るぐらいが平均である。 なのに、時々ありえないような技術レベルに発展していて、『乗騎』の大型バイクや『携帯電話』は普通に手に入る。 『器官車』とか言うナマモノが線路という鉄のラインの上を走っていたり、『機動戦艦』や人型決戦兵器を造ったり、 あげく『潜水艦』と『オニソプター』とが戦ってるのに巻き込まれたりもするらしい。 と、昨日小鬼達から話を聞き出していたコルベール先生が嬉々として語ってくれた。 嬉々としてというか超ノリノリで、ケータイいじりながら。メール打ちながら。 「ファンタジーなめんな」 メタなセリフで悪態をつくルイズ。 もうかなりヤサグレっぷりが進行している。 よく考えたら朝食もサラダしか食べずに、授業もボイコットしての建国作業だったので空腹なのだった。 ハラペコは人の心をかくも荒ませるのである。 閑話休題。 ついでなので『王宮』もオババの部下の転移魔法で研究室の隣に移転している。 やはり王国の施設は隣接している方が便利そうだし。 そうしてやっと建国がひと段落した頃には、もうお昼になっていた。 いや、もうと言っても、朝滅亡して昼に建国って言うまでもなく圧倒的ハイペースなのだけど。 ともかく、やれやれと肩を揉みながら一人食堂へ行き、遅めの昼食を摂っていると、 王宮で炊き出しをしていたはずのクロビスがルイズの方にやってきた。 「おいルイズ、良い匂いをやるぞ」 そう言ってぴぴっと綺麗な紫色の香水をルイズの手に塗るクロビス。 「ふーん、ホントに良い匂いね」 恐る恐るといった様子で匂いを嗅いで、意外に上品な香気にびっくりしながら言う。 気が付けば、他の小鬼達も片っ端から良い匂いになっていた。 食堂で給仕を手伝いながら、お互いの匂いを嗅いでホワーンと嬉しそうだ。 なんでも親切な人間が残飯をくれると言うので、恩返しに配膳の手伝いをしていたら拾ったと言う。 それをクロビスが皆に分けてまわっているようだった。 「ふーん、アンタけっこう良い王様してるんじゃないの」 「えっへん! もっとホメていいぞ!」 胸をはって言うので、ルイズは真っ白な髪の頭をグリグリと撫でてやる。 気持ち良さそうに目を細めてされるがままのクロビス。 普段は生意気だけど、こーゆー所は子犬みたいだ。 とかホノボノしていたら、突然食堂が騒がしくなった。 「どう言う事か説明してもらえるでしょうね、ギーシュ。 なんで私がプレゼントした香水を、この子達が使っているのかを」 「いいい、いや、おちついてくれたまえモンモランシー。 これはこの小動物が、僕が落としたのを勝手に……」 「おいギーシュ! モンモランシーの香水をプレゼントされたってのは本当なのか?」 「……ってコトは、二人は付き合ってるってコトじゃ?」 「そんな……ギーシュさま……やっぱりミス・モンモランシーと……」 「ご、誤解だよケティ! 僕はだだ、その」 「やっぱり! ギーシュ、あなたその娘と遠乗りに行ったってウワサは本当だったのね!」 「いやその、モンモランシー」 なにやら向こうの方で修羅場になっている様子。 しかし自称「愛でられる薔薇」のクラスメイトが女子と問題を起こすのはめずらしいほどの事でもない。 一年以上も同級生をやっていれば慣れるというもの。 ルイズは無視して食事の続きを……と、思ったのだが。 「…………香水? 小動物?」 会話の中に含まれた単語に気が付いてしまった。 ぎゃっとかぎゅっとか言う物音に慌てて振り向けば、ギーシュがケティとかいう下級生に平手をくらっている場面。 走り去る下級生を追う暇もあればこそ、モンモランシーにワインを頭からブッかけられた。 「あっちゃー……アレはマズいわよね……」 この先の展開を予測してルイズは頭痛を感じた。 落し物を勝手に使ったのだ。どう考えてもその小動物―――つまりクロビスが悪い。 ギーシュ・ド・グラモンはその事で黙っているような性格でも精神状態でもあるまい。 「おい、そこの小動物!」 案の定、茫然自失の呈から抜け出した途端、ルイズの使い魔を見つけて歩いてくる。 「ん? なんださっきの人間か。なんの用だ?」 「キミが勝手に僕の香水を使ったせいで、二人の淑女が恥をかいた。この責任、どうとるつもりかね?」 「落としたぞって教えてやったのに、お前が知らんプリしたんじゃないか。 いらないんなら勿体無いし使ってやったダケなのに、何で怒ってるんだ?」 使い魔の行動は主人の責任でもある。 自分が謝ろうと思ったルイズだったが、どうも何か話が食い違っていた。 「あれはっ! あそこで僕が香水を受け取ったら彼女達に恥をかかせる結果になったろう! だからワザとしらないフリをしたのだ! なのだから後から返しに来るぐらいの知恵を働かせたまえ!」 つまりフタマタがばれるから知らんプリをしたらしい。 これでは純粋にクロビスが悪いとも言い切れない。 だいたい自分で小動物呼ばわりしている相手に、そんな機知を要求するのが間違っている。 「なんだ、やっぱりお前のか。仕方ないヤツだな。のこりちょっとだけどホレ」 「あっ、ちょっ、クロビス!」 止めるヒマも無く机に飛び乗って、残った香水を全部ギーシュにふりかけるクロビス。 バシャリと音がするぐらいの香水がギーシュの頭を濡らす。 さきほどブッかけられたワインの臭いと交じり合って、ものすごい悪臭人間が出来上がってしまった。 「あっちゃあ……」 「けけけけけけけけ決闘だあぁぁぁ!!」 唖然とするルイズの前でギーシュがキレた。 クロビスに悪気はない。ギーシュの気持ちもわかる。 これは異種族間の悲しいディスコミニケーションの現場だと言えよう。 ルイズが頭痛を堪えている間に、クロビスは「なんだか知らんがケンカなら買うぞ」と言ってギーシュに付いて行ってしまう。 いくらギーシュがドットクラスのメイジとは言え、転んだだけで死ぬようなイキモノでは勝ち目など無い。 我に返ったルイズはあわてて二人の後を追ったのだけど、すでに広場では決闘が始まってしまっていた。 「僕はメイジだからこのゴーレムで戦うよ。よもや文句はあるまいね?」 「私は小鬼王だから小鬼を率いて戦うぞ。よもや文句は言うまいな?」 「なんだとぅ!?」 そして7体の青銅ゴーレムにワラワラと数十匹の小鬼集団が群がった。 「突撃ぃー!」 「「「「「「「「「「「「わーっ!」」」」」」」」」」」」 「うわっ、ちょっ、こっち来んな!」 クロビス率いる小鬼王国の精鋭部隊は雄々しく―――刺され踏まれ潰され斬られ跳ね飛ばされ、次々に戦死していた。 青銅の拳が一発軽く叩いただけで絶命する小鬼達。 ちなみにゴーレムが強いのではない。圧倒的なまでに小鬼が弱いだけだ。 「ああ……予想以上に勝負になってないじゃない」 無残に殺された小鬼王国の国民達がヴェストリの広場に転がる 芝生が真っ赤な絨毯のように染まっているのは全て小鬼の血だった。 広場に漂う血臭と小鬼の哀れな姿に、女生徒はギーシュに非難の眼を向け、男子生徒も流石に引いている。 いやもう、この蹂躙っプリ、屍累々っプリは流石にグロいとゆーか。 そして猛烈にある種の予感をルイズは感じ取っていた。 懐からマジックアイテム「王国管理シート」を取り出して覗き込むルイズ。 『「古代路地裏連合小鬼同盟」は魔術師ギーシュとゴーレム軍団との戦闘で人口5人になりました。 人口が宮廷の人数を下回ったため「古代路地裏連合小鬼同盟」は滅亡します』 ホラ、やっぱり。 そりゃあ、指導者より国民が少ない国なんて国とは呼べないに決まってる。 「うわーん、また滅亡したぁー! 生き残りは総員てったーい! 捲土重来を期してこの場は敗北を受け入れるのだー! おまえのカーチャンでーべーそー!!」 5匹だけ残った小鬼を引き連れて滅んだ王国の王宮へとスタコラ逃げてゆくクロビス。 逃げ足の速さだけは一級品だった。 あ、転んでまた一匹死んだ。 (凄いわギーシュ。アンタはたった一人で一つの王国を滅ぼしたのよ! まぁ野犬と同レベルな戦果だけど) 醒めた思考でギーシュに向かって称賛の念を送るルイズ。 お昼ごはんを食べてお腹はいっぱいなのに、なんだか午前中より荒んだ気分だった。 あと血臭でお腹の中の物を吐きそう。 「わは、わははははは! 何匹でもかかって来るがいい、下等生物ども!」 残されたのは勝利に酔うギーシュと血塗れのワルキューレ達。 うららかな春の日差しの下のヴェストリ広場はとってもジェノサイド。 ってゆーか、ギーシュもショックで壊れてないだろうか。 あまりの無益な流血に、食傷ぎみに散ってゆく生徒。 (こうして皆、戦いの虚しさを学んでゆくのね。きっと) とか無理矢理にでも良い方向で解釈するしかないルイズも、とぼとぼと部屋に帰る。 「で、今度は何をやってるの?」 自分の使い魔が見せたあまりの弱さにしょんぼりしながら自室に帰ると、ダッパ君と小鬼達がなぜか縫い物をしていた。 ――いらなくなったテーブルクロスをもらったので、軍旗をつくってます―― 「軍旗なんて作ってどうすんのよ。あんな弱いのに」 ――『小鬼旗手』が軍旗をふると、小鬼のかいひが1アップします―― 攻撃を避けやすくなるらしい。1だけ。スズメの涙程だけ。 あと持ち寄ったガラクタをいじっている小鬼も居る。 ――『小鬼楽団』をけっせいします、HPが1ふえます―― ちなみに小鬼の基本HPは1なので、なんと二倍に増える。 ワルキューレに殴られても6回に1回ぐらいは一撃で死なないかもしれない。 ――『小鬼旗手』と『小鬼楽団』で『小鬼司令部』がこうちくできます―― 正直、無駄な努力だと思う。 小鬼が百匹集まりでもしなければ、ギーシュのゴーレムには勝てそうに無い。 「もう戦うとか考えるの止めなさいよ。クロビスもアンタも弱っちいんだから。 そもそも、小鬼っていう種族そのものが徹底的に弱いんだもの。 クロビスやダッパ君が死ぬ前に無謀な挑戦は止めた方が良いと思うわ。 王国運営とかも含めて」 ――それでも小鬼はすすむのをやめたらしんでるよーなモノですから―― 諦めるように言うルイズに、ダッパ君は迷いの無い瞳でそう答えた。 ぞんざいに二重丸を書いて中を黒く塗りつぶしたような目だけど、それだけにまっすぐでブレの無い瞳。 小鬼はすぐに死ぬ種族で、戦っても死ぬけど戦わなくても死ぬ。 でも生きる事が戦いの世界で、けれどこの弱過ぎる生き物は確かに生き抜いてきたのだ。 だから、そう。彼等は決してあきらめない。 自分がダメでも、次の小鬼が、いつかきっと目標を達成すると信じている。 自国がダメでも、次の王国が、いつかきっと、目指す何処かにたどり着くんだと。 だから小鬼という種族は百万迷宮最弱で―――実はとっても、とっても、強いのだ。 「新王国「古代路地裏連合マジカル小鬼同盟」を建国するぞー!」 例によってクロビスの気勢を上げる元気な声が窓の外から聞こえてきた。 マジカルってなんなのだろうとか、そんなどうでも良い疑問が過ぎる。 まぁどうせサイコロ振って決めたのだから意味など無いのだろうけど。 意味が無くてもかまわない。勝てない事になど慣れっこだ。 それでも立ち止まらず、進化と変化を繰り返し、したたかに、たくましく、ちゃっかりと。 「明日はリベンジだー!」「「「「「おー」」」」」 学院の隅、掘っ立て小屋の王宮で『小鬼小王』が気勢を上げる。 頑張ろうとルイズは思った。 頑張って諦めず、魔法を使えるようになるのだと。 これまで以上に真面目に授業も受けて、あとお金も貯めて、転職所を建てるのだと。 そして必ず魔導師になるのだと、二つの月に誓うのだった。 おまけの用語説明コーナー『百万迷宮の歩き方』 【施設】 王国内に建造できる様々な効果をもった建物。 過半数が固有のレベルを持ち、隣接させて同じ施設を建てる事でレベルアップする。 『貧民街』は過剰な国民を詰め込む事が出来る施設。 『実験室』はそのシナリオ限りのアイテム一個を手に入れる事が出来る。 ルイズ垂涎の『転職所』は、キャラクターの職業を変更する施設。 宦官から貴族になったり、魔導師から怠け者になったりも出来る。 性別が女なのに宦官とか、宦官から転職すると「生える」とか、 職業が二つ持てる従者が働き者/怠け者になるとか、百万迷宮の職業事情は謎で一杯。 【ファンタジーなめんな】 携帯電話だけでなく、住民台帳やクレジットカード、保険に時計に徹甲弾なんてアイテムもある。普通に。 レアアイテムになるとチェーンソウにカメラ、果ては蒸気甲冑に機械の身体なんて物まで。 上級職業にアイドルとプロデューサーとか、極道とか委員長が居たり、 暴走列車にハネられる、大名に無礼打ちされる、47人の侍に夜襲を受ける、 マヨネーズに襲われる、ワー妹に食われる等、素敵な体験が出来る世界・百万迷宮! つくづくファンタジーなめんな。 前ページ次ページルイズ・キングダム!!